2010年2月10日水曜日

RAIDの功罪

お客様が利用しているサーバのRAID5ディスクが壊れたため、対応しました。
おそらく壊れたハードディスク1台のみを交換すれば復旧すると思われますが、場合によっては、全データ紛失の可能性もあります。

そもそもRAID5とは、複数のハードディスクで構成し、そのうちの1台が壊れてもシステムを稼働できるシステムですが、メリットもあるもののデメリットもあります。

メリット:
・RAIDを構成しているハードディスクの1台が壊れても稼働し続けられる
・壊れた1台を取り替えれば、自動再構築される

デメリット:
・ハードディスクの台数が増えることにより、故障する確率が増える
・2台以上壊れたり、コントローラが壊れた場合、データを取り出せる可能性はほぼ無くなる

導入には、慎重な検討が必要です。
個人的には、きちんとバックアップする仕組みがあれば、RAIDではないシンプルな構成でも何ら問題ないと思います。

トラブルを最小限にするには、「シンプル」というのが何より重要なキーワードですね。

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